創造性を存分に発揮し、新しい時代を乗りこなすには?

書籍名『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代』
著者『アダム・グラント』

もくじ
・オリジナルな人を見分ける簡単な特徴
・成果をあげたい欲求が強いと創造性は低下する
・起業家ほど博打しない
・天才でもアイディアの質が良い訳ではない
・創作者は戦略的先延ばしを使いこなせ
・社会的証明を跳ね除ける方法

■オリジナルな人を見分ける簡単な特徴
 あなたが使っているネットブラウザーがパソコンやスマホを購入した時に最初からプリインストールされてるブラウザーかどうかで、オリジナリティがある人かどうかを見分けることができる。たとえばIEsafariを使う人は「与えられたルールに従うだけの人」であり、現状の改善に目を向けることはない。ところがGoogleChoromeやfire foxを使う人は、自分たちで現状の不満を見つけ別の選択肢を探す傾向を持っている。

■成果をあげたい欲求が強いと創造性は低下する
 神童と呼ばれる子が大人になって大成しないのは、大人に評価される項目において効率を求めて行動するためである。つまりルールという枠組みに疑問を抱かないのだ。その枠組みの中だけで最善を探そうとするのである。
 たとえば「早く移動することを考えた」場合、神童は歩くより走ったほうがいいので早く走るフォームを考えるのに対し、オリジナリティがある人は「自分が移動する方法は脚を使う以外に何かあるか?」と考え、自動車を作る方向に考える感じだ。こうした前提を疑う習慣がないと創造性は身につかない。

■起業家ほど博打しない
 ミシガン大学の研究によると『ある分野で大きなリスクを取ろうとすると、他の分野では安定行動を取る』ことで、全体的なリスクを減らそうとする傾向があるそうだ。そして一般人より起業家のほうがこうした行動を取る確立が高い。逆に言えば安定した環境がないと、別の分野でリスクある行動を取る権利がないということになる。

■天才でもアイディアの質が良い訳ではない
 心理学者のディーン・サイモントンは「天才的な創作者は、同じ分野に取り組む他の人たちよりも閃くアイディアが素晴らしい訳ではない」ことを発見し、天才と凡人を分かつ要素は「捻りだしたアイディアの数」だと述べている。
 余談になるが『凡人は閃いたアイディアを煮詰めるのに対し、天才は他のアイディアを探す』という話もある。いいアイディアとは、数ある平凡なアイディアとアイディアが繋がり科学反応を起こした末に生まれるものだ。創作者はまずアイディアの数を出すことから始めよう。

■創作者は戦略的先延ばしを使いこなせ
 戦略的先延ばしとはアイディアを温めることである。様々な研究から、創作者の場合は生産性を落としてでも戦略的先延ばしをすることによって、素晴らしい創作物を作り上げることがわかっている。
 その最たる例はレオナルド・ダ・ヴィンチだ。彼は『最後の晩餐』を書きあげるのに15年の月日をかけており、その途中で何度も他の事に手を出している。しかしその結果として、最後の晩餐に色々な技術が詰め込まれることになった。

■社会的証明を跳ね除ける方法
 奇抜なアイディアが簡単に世の中に浸透することはない。そんなの不可能だとか否定の言葉をたくさん浴びせられる。そうした時に心の支えとなるのが仲間の存在で、心理実験でもどんなに大多数から否定されても仲間が一人以上いれば社会的証明に与する可能性がグンと減ることがわかっている。

これが早稲田主席の勉強法か! モチベーションにフォーカスした驚きの『10分休憩勉強法』とは?

動画名『早稲田主席の勉強法【10分休憩勉強法】』
投稿者『ブレイクスルー佐々木』

もくじ
・10分休憩勉強法のやり方
・メリットは?
・休憩中は何をすればいいのか?

■10分休憩勉強法のやり方
 この勉強法のポイントは勉強時間を固定化せず、休憩時間のみを固定化している。そのため勉強時間は1分でも15分でも2時間でもいい。代わりに休憩時間はきっかり10分と決めてタイマーをセットする。

■メリットは?
 まずは勉強への取っ掛かりハードルが低くなることだ。一時間だろうと30分だろうと決められた時間やらなければいけないと思うと心理的ハードルが高くなるが、1分でもいいと思えば勉強へのハードルがグッと下がる。
 1分の勉強で身につくことは実質的にほぼ無いが、人間には作業興奮という特性がある。最初は嫌々だったけど、やり始めたら集中して作業できたという経験があるだろう。これはヤル気スイッチである側坐核が刺激され、ドーパミンが放出されることで起こる現象だ。
 側坐核は作業から5分程度経つと刺激されるので、モチベーションがない時はまずヤル気スイッチを押すべきであり、10分休憩勉強法はこのヤル気スイッチを起動させやすいという点で優れている。

 また、動画では言及していないが、集中力が切れ再び集中状態へ入るには20分必要とされる。しかも限界を超えて集中した後の反動は、短時間の休憩では回復しない。そのため勉強時間が固定されず、集中が途切れた時点で休憩を挟める10分休憩勉強法はその点でも優れている。

■休憩中は何をすればいいのか?
 佐々木氏が個人的にオススメしているのは運動のようだ。彼は逆立ちして脳に血を巡らせるようにしていたらしい。
 もっとも、ここまでする必要があるのかは疑問だし、キツイ運動は逆に記憶の定着を阻害してしまうこともわかっているので、私としては軽くストレッチをしたり散歩くらいに留めるべきだと思うが……。