最悪な仕事術『マルチタスク』の取り扱い説明書

もくじ
・締め切りを設けてやり遂げる
・マツチタスク創造性を上げる方法

■締め切りを設けてやり遂げる
 マルチタスクが生産性を落とすことは今までの研究データからほぼ確実であるが、一つのタスクから別の作業に移るだけでも生産性ががた落ちするとミネソタ大学の研究チームは言う。これを「注意の残留物」と呼び、人間はすぐに別の作業で最高の集中状態を作れないことを意味している。
 これに対抗するためミネソタ大学は被験者を4つのグループに分け、少しでも生産性を上げる方法を模索した結果、一つのタスクを決めた時間でやり終えてから別のタスクに移ったグループのみ生産性が落ちにくいことを発見した。
 ここで重要なのは「締め切り」と「作業をやり遂げる」という二つのポイントを両方とも達成することだ。決めた時間内で作業が終わらなかったグループや、作業は完了したけれど時間を決めてなかったグループは「注意の残留」が見られ、次のタスクの生産性が30%も低かった。

マルチタスクで創造性を上げる方法
 コロンビア大学が「マルチタスクで創造性を上げるにはどうすればいいか?」という研究を行った。その結果「あらかじめ決めた時間ごとに別の作業に切り替える」とはるかに独創的なアイディアが出たという。実験では10分ごとに全く別の創造性を試すテストを行ったようだ。
 これは私の推測だが、創造性は非集中状態の時に産まれるものと言う点と、タスクシフトした場合に再び集中状態に戻るのがだいたい20分後という特性によるものだと睨んでいる。10分ごとにテスト内容が変わるので、ずっと非集中(つまりアイディアが産まれやすい)状態を保ったことで色々なアイディアが出たのではないか?
 この実験結果を実生活で応用するならば、会議用の企画や小説のアイディア出しなどは最大20分までアイディアを煮詰め、その後、一度出たアイディアを白紙に戻してから別のアイディアを煮詰める。これを繰り返すのが良質なアイディアを量産する効率的な方法だろう。 

出典:パレオな男『ひとつの作業から別の作業に移っただけでもパフォーマンスは低下する。では、どうすればいいのか?みたいな話』『マルチタスクで逆に仕事の効率を上げる方法』
  メンタリストDaiGo『同時に多くの仕事をこなせるコロンビア大学式仕事術』